ARIMINO  U-REALM  ヘアアレンジ  ヘアサロン  ユーレルム  加藤未央 
2015年09月29日

加藤未央がヘアサロンでリサーチ!(前編)
スポーツ女子必見の“キレイの作り方”
夏のダメージケア&秋のイチオシアレンジ

サッカーやフットサルに限らず、スポーツを楽しむ男性女性にとって、「ヘアスタイル」は意外と気になるテーマではないだろうか。せっかくセットしても崩れてしまったり、プレーの邪魔になってしまったり、どうしようかと悩んだ挙句、毎回ニット帽やヘアバンドでごまかしていたりすることも。それに、紫外線をモロに受けた夏場のダメージも気になるところ。そんな悩みを解決し、かつこの秋のコートでキラキラと輝きを放つためのヘアアレンジを、加藤未央が表参道のヘアサロン「U-REALM(ユーレルム)」でリサーチしてきた。

text by Mio KATO
photo by Yoshinobu HONDA

文=加藤未央

 フットサルの大会やイベントへ顔を出すたびに、女の子が増えたな~と実感するこの頃。実際にフットサルをする人口が年々増えていることに比例して、女の子の割合も多くなっているといわれています。そこで印象的なのは、かわいいウェアを身にまとって、その場に合ったヘアメイクをちゃんとしている女の子をよく目にするということ。汗だくでなりふりかまわず運動! という時代は終わったのかな……?

 個人的にはそういう感じも好きですが、オシャレをしてスポーツをするということが、楽しみ方の一つとして浸透してきているように思います。

 ウェアや小物など、フットサルはオシャレ度の高さが際立つスポーツですが、「この秋はコートでさらにオシャレ度をアップさせましょう!」と僭越ながらも提案させていただくのが今回の企画です。テーマは、「スポーツ女子が必見の“キレイの作り方”」。早速、オシャレ女子に大人気の、表参道にあるヘアサロン「U-REALM(ユーレルム)」さんにお邪魔し、市場調査をしてきました。

 表参道は都内でも特に洗練されたお店がこぞって集まるエリアなので少々緊張気味の私でしたが、店内に入ると広い窓から差し込む光りで明るい店内に、ウッディーな装飾によってさらに温かみが増す雰囲気で、緊張がほどけていきます。

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 取材に応じてくれたのは、ユーレルムのテクニカルディレクター、川田真悟さん。入社わずか2年でトップスタイリストまで上り詰めた“凄腕”の持ち主である川田さんに、お話を伺いました。

夏場のダメージはいかに現状を維持するケアをできるか

――夏場は外に出ると髪の毛がパサついたりしますが、やはり髪へのダメージは大きいんですか?
川田 そうですね。夏は年間を通しても紫外線が一番強い季節なので、気が付かない間にダメージを受けて痛んでしまいがちです。
――紫外線で痛むものなんですか?
川田 日焼けをして肌が痛むのと同じように、髪も紫外線によってダメージを受けてしまいます。特にスポーツをして一日中外にいるとなると、痛みも増してしまいますね。
――人一倍、髪の毛が長い私の場合、夏場は特に毛先がパサパサになってしまったり、乾燥してしまうのですが、それって防げるものですか?
川田 防げますよ。肌に塗る日焼け止めと同じように、髪に塗る日焼け止めもあって、スプレータイプのものも市販されていたりするので、簡単に付けることができて、紫外線から髪の毛を守れるんです。外出前にシューッと髪の毛に一吹きしてから出るのがオススメです。
――そんな便利なアイテムがあったんですね! ただ私の場合はこのアイテムを知らずに夏場を過ごしていたので、すでにダメージを受けてしまった髪の毛をどのようにケアすればいいでしょうか。
川田 基本的に髪の毛はダメージを受けたら治りづらいんです。だからいかにその現状を維持するかということと、日々のケアが大事になってきます。例えば洗髪後、髪の毛をドライヤーで乾かす前にトリートメントオイルを付けるとか、濡れたままにしておかないとか、そういう基本的なケアをちゃんとしてあげることです。
――濡れたままにするのは良くないと聞きますが、やはり良くないんですね……。
川田 濡れた髪の毛はキューティクルが開いている状態なので、ダメージをとても受けやすいんです。そのまま寝てしまったら、摩擦で髪の毛も痛んでしまいます。なのでちゃんと乾かしてあげることがとても大事です。女性でロングの人は特にしっかりとケアをしたほうがより美しいと思います。

巻き髪のポニーテールが簡単でかつ崩れやすい

――“スポーツの秋”と言われるように、今の季節は外出してアクティブに過ごす機会も多くなると思うのですが、その時にきれいに見えるオススメのカラーはありますか?
川田 明るすぎないほうがきれいだし、多少は赤みが入っていたほうが肌の色がきれいに見えるのでオススメです。これは感覚的なことですが、だいたい7トーンから8トーンくらいが、髪の毛がきれいに見えると思います。ただ最近の人気は、赤みのないグリーンとかブルー系ですね。
――では、スポーツの際にはどんなヘアスタイルがオススメですか? 動きながら邪魔にはならないけど、でもかわいく見えるスタイルで、なおかつ自分で簡単にできちゃうアレンジを教えてください!
川田 そうですね、う~ん、やっぱり動かないのが一番いいでしょうね。かわいく作っても崩れが気になってはいけないし……。崩れが気になるとイライラするじゃないですか(笑)。そういう意味でもポニーテールはオススメです。最初に軽く巻いておいてポニーテールにすると簡単で、崩れづらく、それでいてかわいい。あと、トップの毛を少量の束で持ってピッピッと引っぱって、“ニュアンス”を出してあげるだけでオシャレ感が増して、立体感のある柔らかいポニーテールができます。髪を縛るゴムをかわいいものにしたり、髪の毛で巻くといったアレンジもできますね。
――それであれば自分でも簡単にできそうです! ちなみに、巻く時は最初にベースみたいなものを付けておいたほうがいいのでしょうか?
川田 巻き髪用のスプレーなどを付けたほうがよりスタイルをキープできますし、スプレーをしてからゆるく巻いていくのがコツです。

サッカー選手の髪型は流行る。一番人気は本田圭佑

――男性と女性で髪に対する考え方が違うと思いますが、最近は男性も髪の毛のケアに気を使う方は多いんですか?
川田 最近は男性も美意識がすごく高いですし、うちでも男性用の化粧品を扱っています。
――サッカーで言うと、日本代表の選手の髪型が話題になることもよくありますよね。
川田 本当にみんなオシャレですよね。僕も日本代表の選手では槙野智章選手(浦和レッズ)が好きです。黒髪をジェルでビシッと固めていてカッコいいです。本田圭佑選手の髪型も特徴的でカッコいいですね。加藤さんも何か好きな選手の髪型はありますか?
――う~ん、好きな髪型ですか……レバンドフスキ(バイエルン・ミュンヘン)とか好きですけどね。
川田 日本代表じゃないじゃないですね(笑)。
――ポーランド代表ですね(笑)。う~ん、日本代表……あ、武藤嘉紀選手(1.FSVマインツ05)なんかはいいと思います。走っていて邪魔じゃなさそうだし、黒髪で爽やか。スポーツをする時は邪魔にならない髪型がいいですけど、でもその人に似合っていればなんでもいいかな~とも思います。やっぱり、美容師さんはスポーツを見ていても髪型が気になりますか?
川田 サッカー選手はオシャレな人が多いので、ヘアスタイルに注目して見ることも多いですね。それに、以前は“ベッカムヘア”が流行ったりしましたが、サッカー選手の髪型って流行るんです。中田英寿さんの選手時代もそうでしたね。最近は、スポーツ雑誌を見ながら本田選手を指差して「こんな感じで」という注文もありますよ。
――髪型が人気な選手って誰ですか?
川田 やっぱり活躍している選手が人気ですね。あとは影響力のある選手。今だったら本田選手ですかね。
――ちなみに、美容師さんでサッカーやフットサルをやっている人が多いと聞きますが、川田さんもされていますか?
川田 うちもお店のチームがあって活動していますよ。ただ僕はできないんです(笑)。ヘアサロン同士でチーム対抗戦をやったり、美容師さんで蹴っている人は多いですね。

 美容師さん同士でのフットサルなんて、さぞかしオシャレな人たちの集まりなんだろうと思って聞いてみたけれど、意外とみなさんオフのスタイルでフットサルを楽しんでいるそうです。さて、夏のダメージケアと秋のイチオシヘアスタイルを伺ったところで、続いてヘアアレンジを実際に伝授してもらいました。
 その模様は、後編でどうぞ!

ヘアサロン「U-REALM(ユーレルム)」
http://u-realm.com

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加藤未央(かとう・みお)

1984年1月19日生まれ、神奈川県出身。 2001年に「ミスマガジン」でグランプリを獲得し、05年には芸能人女子フットサルチームにも所属。07年から09年まで「スーパーサッカー」(TBS)、09年から15年まで「スカパー!」 のサッカー情報番組「UEFA Champions League Highlight」のアシスタントを務め、Jリーグや海外サッカーへの知識を深めた。現在は、ラジオ番組「宮澤ミシェル・サッカー倶楽部」などにも出演し、フットサル専門誌「フットサルナビ」でも連載中。15年4月からオフィシャルブログ「みお線」もスタートした。http://ameblo.jp/mio-ka10/

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