bonita!  宇都宮徹壱 
2014年12月01日

気になる女子の素顔を紹介する「bonita!」
「フットサルがやりたくて芸能界に入った」
杉田沙緒里

毎回、気になるFOOTBALL女子の素顔をご紹介する「bonita!(ボニータ)」。今回は「フットサルが超大好き!」というタレントの杉田沙緒里さんにご登場いただいた。

text and photo by Tetsuichi UTSUNOMIYA

文=宇都宮徹壱

藤本美貴さんに憧れた

 で、どれくらいフットサルが好きなのかというと「フットサルをしない時は、基本的に家か漫画喫茶に引きこもっていますね。友だちにご飯を誘われても、なんか面倒くさくて(笑)」と、何やら心配な答えが返ってくる。実は沙緒里さん、この業界に入った経緯からしてユニークだ。

「私、芸能事務所に入ったのが遅くって、21とか22歳の時だったんですよ。普通に事務の仕事をしていたんですけど、夢も希望もなーんもなくって(笑)。でもある日、モーニング娘。さんの芸能人女子フットサルリーグを見て衝撃を受けたんですね。フットサルは小さい頃にやっていたんですけど、テレビを見て『私もやりたい!』って思って、それが芸能界に入るきっかけでした。今思えば、自分で初めて人生を切り拓いた瞬間でしたね」

 つまり沙緒里さんの場合、「フットサルがやりたくて芸能界に入った」というのだ。普通は逆だと思うのだが、彼女にとってはフットサルこそが人生の突破口となった。

「芸能界に入って、フットサルをやっている時は夢心地でしたよね。まさかそれが仕事になるとは思わなかったし、テレビに出ている人たちと一緒にプレーできましたから。一番憧れていたのは、ガッタス(Gatas Brilhantes H.P.)の藤本美貴さん。けっこうズバズバ言う感じで、それがプレーにも現れている(笑)。でも、それを見ていて『ああ、私も素のままでいいんだ』と思えるようになりました。普通のアイドルみたいに、きゃぴきゃぴした感じって、私には絶対に無理なんで(笑)」

 その事務所も2年前に辞めて、今は基本的にフリーで活動しているという沙緒里さん。フットサルのほうはOMIASHI(オミアシ)というチームでプレーしているそうだ。
「そこのチームは熊本県民共済さんがスポンサーさんなので、年に2回、熊本でのイベントに参加するんです。美味しいものを食べて、温泉に入って、フットサルをして。人生、こんなに楽しくていいのかなぁ、なんてたまに思ったりします(笑)」

杉田沙緒里(すぎた・さおり)
東京都出身。フットサルタレント。
2007年に芸能人女子フットサルチームの「ミスマガジン」に所属し、芸能活動を始めた。現在はフリーのタレントとして活躍し、同じく芸能人女子チームのOMIASHIでフットサルを続けている。
オフィシャルブログ「sabolog」 http://ameblo.jp/sugita-saori5/

宇都宮徹壱(うつのみや・てついち)
1966年3月1日生まれ、東京都出身。写真家、ノンフィクションライター。東京藝術大学大学院美術研究科修了後、映像制作会社を経て、97年に「写真家宣言」。フットボールの視点から、民族問題、宗教問題を切り取ることをテーマとした活動を開始した。著書に「ディナモ・フットボール」(みすず書房)、「股旅フットボール」(東邦出版)、「フットボールの犬 欧羅巴1999−2009」(東邦出版)、「松本山雅劇場 松田直樹がいたシーズン」(カンゼン)などがある。
WEBサイト「徹壱の部屋」 http://supporter2.jp/utsunomiya/
有料メールマガジン「徹マガ」 http://tetsumaga.com/





宇都宮徹壱(うつのみや・てついち)

1966年3月1日生まれ、東京都出身。写真家、ノンフィクションライター。東京藝術大学大学院美術研究科修了後、映像制作会社を経て、97年に「写真家宣言」。フットボールの視点から、民族問題、宗教問題を切り取ることをテーマとした活動を開始した。著書に「ディナモ・フットボール」(みすず書房)、「股旅フットボール」(東邦出版)、「フットボールの犬 欧羅巴1999−2009」(東邦出版)、「松本山雅劇場 松田直樹がいたシーズン」(カンゼン)などがある。 WEBサイト「徹壱の部屋」 http://supporter2.jp/utsunomiya/ 有料メールマガジン「徹マガ」 http://tetsumaga.com/

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