LEO  ジョアン・ミレ  スペイン  フットサル  ミゲル・ロドリゴ  メッシ－頂点への軌跡－  リオネル・メッシ  加藤未央  松竹 

2015年06月20日

加藤未央inスペイン大使館
スペイン映画の日に大使館で映画「メッシ」を鑑賞
「メッシをもっと好きになった一日」

　なんと、ついに我らがROOTS班も国際交流を図るチャンスが到来!　6月3日にスペイン大使館へ戸田プロデューサーとともに行ってきました。スペイン大使館に入る前に、入口で空港のセキュリティチェックのようなものを受ける戸田Pと私。「やっぱり大使館は違うね～!」なんて言いながらワクワクも高まります。

　この日は「スペイン映画の日」ということで、「MESSI／メッシ－頂点への軌跡－」のDVD発売を記念した上映会とパネルディスカッションのイベントが大使館で催されていたのです。そこではまず、スペイン映画「アルティコ」と「メッシ」の2本が上映されました。そのうち私たちが観た「メッシ」という映画は、そのタイトル名の通り、FCバルセロナのリオネル・メッシの半生を記録したドキュメンタリー映画でした。

　メッシがおばあちゃんに連れられて観に行った地元チームの試合で、たまたま欠場者が出たことからその試合に出ることになったメッシは、体の大きな上級生を相手にひょいひょいとドリブルを仕掛けてゴールを次々と奪っていきます。リオネル・メッシ、5才。彼の奇跡のような物語はそこから始まります。当時の映像と合わせてメッシにまつわる人たちがそれぞれの思い出や想いを打ち明けながら、物語は進んでいきました。

　私が一番心に残ったのは、メッシのゴール後のパフォーマンスの意味でした。私は今まで「神様に祈っているのかな?」と勝手に解釈をしていたのですが、全くの見当外れ。メッシは自分のすべてのゴールを、彼が10才の時に亡くなったおばあちゃんへと捧げていたのです。「世界一のサッカー選手になるのよ」と幼いメッシを力強く励まし続けたおばあちゃん。映画の中でゴール後に天を指差し見上げるメッシの顔は、嬉しそうにおばあちゃんを見る幼い子どもの表情そのものでした。

　ジーンと心に響いたところで映画は終了。上映後にはフットサル日本代表監督のミゲル・ロドリゴ氏、湘南ベルマーレGKトレーナーのジョアン・ミレ氏を迎えてのトークイベントが行われました。

　ミゲル監督のフットサルに対する姿勢は常に真摯的。インタビュー記事や会見でのコメントを拝聴していても、いつも納得するものばかりです。こんな素敵な監督が日本代表の監督をされていて、なんてラッキーなんだろうと思います。ちなみにミゲル監督はスペインのグラナダ出身。美しいビーチのある街なのだそうですよ。


　トークイベント後には軽食とワインが振る舞われました。

　メッシの愛称“LEO”の名が刻まれたワインがカウンターにずら～っと並べられて、それを飲みながらそれぞれに美味しく楽しい時間を過ごされている様子でした。戸田Pと私も味見をさせてもらいましたが、ワインの味はすみません、よく分からないのですが、甘めでとても飲みやすく美味しかったように思いました!

　取材が終わる頃には軽食もなくなり、お腹がぐぅぐぅ状態の2人は大使館を後にして近くにある美味しいラーメン屋さんに立ち寄ることに。腹いっぱい満足したところでやっと一息。美味しかった～。

　最後のラーメンは余計ですが（笑）、普段あまり味わうことのできないスペインの文化に触れることができたように感じた一日でした。そして何よりも映画「メッシ」を通して、世界の大舞台で活躍し続けるリオネル・メッシをもっと好きになった日でした。

MESSI／メッシ－頂点への軌跡－（DVD）　松竹DVD倶楽部
http://www.shochiku-home-enta.com/shop/item_detail?category_id=30739&item_id=1645315

加藤未央（かとう・みお）

1984年1月19日生まれ、神奈川県出身。 2001年に「ミスマガジン」でグランプリを獲得し、05年には芸能人女子フットサルチームにも所属。07年から09年まで「スーパーサッカー」（TBS）、09年から15年まで「スカパー!」 のサッカー情報番組「UEFA Champions League Highlight」のアシスタントを務め、Jリーグや海外サッカーへの知識を深めた。現在は、ラジオ番組「宮澤ミシェル・サッカー倶楽部」などにも出演し、フットサル専門誌「フットサルナビ」でも連載中。15年4月からオフィシャルブログ「みお線」もスタートした。http://ameblo.jp/mio-ka10/